広大地の評価
広大地とは、その地域の標準的な土地に比べて著しく面積が大きな土地のことです。広大地は、都市計画法の開発行為を行う場合に、道路や公園などの公共公益的施設の費用負担が必要になります。ただし、大規模工場用地に該当する土地や中高層マンションの用地になる土地には適用できません。
一般的に広大地の面積は、1,000㎡以上(東京・名古屋・大阪の大都市圏は500㎡以上)とされていますが、面積が基準を超えている場合であっても、すべての土地を広大地として評価できるわけではありません。
例えば、次のような土地は広大地に該当しないと判断されます。
1 すでに開発を終えたマンションやビルの敷地
2 現に宅地として有効活用されている建築物の敷地、大規模店舗やファミレスの敷地
3 容積率300%以上の地域に含まれる土地
4 公共公益的施設用地の負担がほとんど生じないと認められる土地、三方道路や二方道路の土地
課税当局は、広大地の評価について、旗竿地評価が合理的だとして、広大地を認めないこともあります。
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