• 電話番号
  • メールアドレス

相続人がいない場合の遺産の行方は?



内閣府が発表している高齢社会白書によると、日本の総人口は、平成27年10月1日現在、1億2711万人となっています。65歳以上の高齢者人口は、3392万人となり、総人口に占める割合は26.7%で、4人に1人以上が高齢者という計算になります。そして、高齢者の単身世帯は、平成26年末の時点で約596万世帯だそうです。

近年、「独居老人」という言葉をよく聞きます。配偶者を亡くして独り身になった方だけでなく、生涯独身率も上昇していることから、「独居老人」の数は増加するものと思われます。

ところで、身寄りがいない独居老人の方が亡くなり、その方に相続人が全くいない場合、故人が残した財産はどうなるのでしょう。民法第959条によると、「相続する者がいない相続財産は国庫に帰属する。」となっています。

日経新聞の記事によりますと、亡くなった人の遺産を国が「相続」する案件が年々増えているそうです。未婚率上昇や高齢化で受け取り手がいないケースが増えているとのこと。

遺産が国庫納付される金額は年間400億円にもなり、この10年で約2.5倍に拡大しているそうです。

政府内には、「隠し財産」として相続財産に注目する向きもあるそうです。財政難に悩む政府にとって………?

相続に関することなら朝日税理士法人にお気軽にお問い合わせください。

nona

お問い合わせ

朝日税理士法人

住所:岡山県岡山市中区平井5-6-4