R7年分確定申告の主な変更点



令和7年分(2025年分)の所得税確定申告について、重要な変更点が発表されました。
今回の改正は、物価高への対応や手続きのデジタル化が進んでいる点が特徴です。主な変更ポイントを3つに分けて分かりやすく解説します。

1. 基礎控除等の改正(減税・控除額アップ)

令和7年度税制改正により、基礎控除や扶養控除の仕組みが大きく見直されました。全体的に控除額が引き上げられています。

・基礎控除の引き上げ:
合計所得金額が2,350万円以下の場合、控除額が10万円引き上げられ58万円になりました。 (※さらに所得655万円以下の居住者には、最大37万円が加算される特例もあります)

・給与所得控除の変更:
最低保障額が10万円引き上げられ、年収190万円以下までの控除額が65万円になりました。

・「特定親族特別控除」の新設:
9歳以上23歳未満の特定の親族がいる場合、その親族等の所得に応じて最大63万円の控除が受けられるようになりました。

・扶養親族等の所得要件の緩和:
扶養控除の対象となる親族の所得要件が10万円引き上げられました(パート・アルバイトの「年収の壁」に関わる部分です)。

なお、主に超富裕層を対象とした「ミニマムタックス」も令和7年分から開始されます。

2. マイナポータル連携の対象が拡大

令和8年1月以降、確定申告の手続きを簡素化する「マイナポータル連携」の対象となる書類が増えました。以下の情報が自動入力できるようになり、入力の手間が省けます。

○生命保険関係(対象:住友生命、SOMPOひまわり生命、第一生命、日本生命、明治安田生命)
・一時金の支払調書
・年金の支払調書

○損保保険関係(対象:東京海上日動)
・満期返戻金等の支払調書
・年金の支払調書

○ふるさと納税以外の寄附金(対象:国連UNHCR協会、国境なき医師団日本、日本ユニセフ協会)
ご利用には事前の連携手続きが必要です。マイナンバーカードの電子証明書の有効期限切れにご注意ください。

ふるさと納税の処理効率化のため、データによる取得ができます。
◇ふるなび https://furunavi.jp/Guide/TaxReturnDigitalizationFlowTypeB
◇楽天ふるさと納税 https://event.rakuten.co.jp/furusato/guide/tax/tax-return_data/
◇さとふる https://www.satofull.jp/static/kifukin_shomei.php
◇ふるさとチョイス https://www.furusato-tax.jp/feature/a/choicesmart_taxaccountant

たくさんの寄附先がある場合は、データ取得していただけると税理士事務所の処理効率化になります。

3. 申告・納付期限と口座振替日

令和7年分の確定申告スケジュールは以下の通りです。

■ 所得税
・法定申告・納期限: 令和8年(2026年)3月16日(月)
・口座振替日: 令和8年(2026年)4月23日(木)

■ 消費税
・法定申告・納期限: 令和8年(2026年)3月31日(火)
・口座振替日: 令和8年(2026年)4月30日(木)

令和7年分の確定申告は、控除額の増加など納税者に有利な変更が含まれています。
また、マイナポータル連携を活用することで、寄附金控除などの入力がさらにスムーズになります。
早めに準備を進めておきましょう!!

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朝日税理士法人

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