寄付金控除について



現在、ふるさと納税(寄付金)の寄付金控除の認知度が高くなってきています。
そもそも寄付金を支払った時には、どのような優遇措置があるのかをお伝えしたいと思います。

寄付金控除とは、国や地方公共団体、特定の公共法人などに寄付した場合に、確定申告を行うことで所得税等が減少する(還付される)場合があるものです。

寄付金控除には、所得から控除する「寄付金控除」と、税額から控除する「寄付金特別控除」があります。

寄付金控除は、国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対し、「特定寄附金」を支出した場合に適用することが出来ます。

これに対して、寄付金特別控除は、
政党又は政治資金団体に対する政治活動に関する寄附金で一定のもの
公益社団法人等に対するもので一定の要件を満たすもの
認定NPO法人等が行う特定非営利活動に係る事業に関連する寄附金を支出したもの
という要件に合致しなければ適用できません。
この寄付金特別控除が適用できるかどうかは、寄付した先よりもらう控除証明書等の資料を見て確認するのが一番分かりやすいと思います。

税金から直接控除される寄付金特別控除の方が効果が大きくなる場合が多いですが、所得によっては寄付金控除を適用した方が効果が大きい場合もあります。
どちらの控除でも適用できるのに、どちらが有利になるか分からず不利な方で確定申告をしないようにご注意ください。

ご不明な点等ありましたらお気軽に朝日税理士法人までご相談ください。

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