アドバイスをくれない税理士
法人成りしたばかりの方からのご相談です。
「儲かった分の半分を税金等で持っていかれてます。これって普通ですか?」
「税理士さんに申告等はお願いしているのですが、前向きな提案はなく、同業者から節税やらアドバイスを聞いては相談してみるのだが・・・」
「そりゃ無理だよ。」
「やっても意味ないよ。」
と言われて納得いかないまま有耶無耶にされちゃうんです。」
とは言いつつも青色決算書等を見せてもらいましたが、青色申告はもちろん専従者給与・小規模企業共済などを使用してそこそこ節税できています。
法人成りの時期としてもベストぐらいのタイミングだと思います。
現在の税理士さん、中々いい仕事してると思いますよ。
話を聞いていく中で、問題の根本が分かりました。
お願いしている税理士さんが義理の父親らしく飲み屋さんの領収書を出しにくく、ざっくばらんに相談しにくいみたいです。
私も新規顧問先獲得のために営業に来ているのですが、
- 現在の顧問料(身内価格なのか安い)
- 重要な分岐点の助言
- 身内の税理士さんを変更するなど
を勘案するとお客さんにとってメリットが少ない気がしたので、
「もう少し今の税理士さんと話し合ってみてください。
どうしてもと言う結論に至れば喜んで仕事させていただきます。」
とお伝えしました。
仕事を取るだけが営業ではないと自分に言い聞かせながら帰社しました。
連絡くださる方々は、十人十色の様々な悩みを抱えてらっしゃいます。
ベストの選択は、その方々によって違う場合も様々です。
良き相談相手になれる会計事務所でありたいです。