富裕層に対する監視の目
7月は国税局・税務署の異動の時期です。
東京国税局では、多額の資産を持つ富裕層の税逃れを監視する専門職員の人数が19人から39人に倍増されるそうです。
東京国税局には、富裕層対策の専門職員として、「重点管理富裕層プロジェクトチーム」と「特別国税調査官(富裕層担当)」があります。
富裕層PTは、国税局に配置され、富裕層の中でも特に多額の資産を持っている人の情報を集めて管理しています。税務調査の対象を選定し、効果的な調査手法や、調査で注目する観点を検討したり、国際的な租税回避スキームを分析し、問題点を洗い出す役割も果たしています。
富裕層特官は調査対象の選定、税務調査の支援をしています。昨年から麻布、世田谷、渋谷に配置されていました。1チーム3人で編成されていましたが、1チームを4人に増やし、さらに配置先も6署に増えます。広域的に活動し、東京国税局全域をカバーすることになるそうです。
東京国税局は、「富裕層への課税を適正に行い、納税者が税の不公平感を感じることがないよう、より深度ある調査を実施していく」としています。
東京、大阪、名古屋だけだった富裕層PTも全国に拡大されるそうです。
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